PICNIC

概要

■概要

1. PICマイコン+ネットワークI/Fカードをコアにした制御システム

2. ホームセキュリティコントローラ

3. PICNIC用周辺拡張オプションキット

 

←目次へ戻る

2007年8月6日 17:44 更新

 

●PICマイコン+ネットワークI/Fカードをコアにした制御システム

PICNIC(PIC Network Interface Card Ver.2TriState社製)キットを利用した、ホームセキュリティシステムを作成します。PICNIC は、"PIC Network Interface Card" の略で、PICマイコン Microchip PIC16F877を利用した、Ethernetネットワークに接続する I/O ボードのキットです(写真1)。

<写真1> PICマイコンボード PICNIC ver.2


●ホームセキュリティコントローラ

いわゆるホームセキュリティコントローラとは、例えば以下のような機能を持ちます。

(1)ネットワーク越しに、接続された機器の電源を制御する
(2)ドアの開閉状態、室温などのセンサ状態をモニタできる
(3)ドアの開閉状態の記録をサーバへ転送・蓄積して、遠隔地からその状況を観察することができる

そのために、接続機器の電源制御機能、ドアにつけたセンサの動作をモニタして開閉状態を表示する機能、PICNICキットをADSLやケーブルTV利用のインターネット接続回線に接続し、ネットワーク経由でデータをサーバへ転送し、遠隔地からの求めに応じて蓄積データを公開するWebサーバ機能、などを含みます(図1)。

<図1> 概念図


PICNIC用周辺拡張オプションキット

上記の目的のために、外部機器・センサをPICNICの入出力ポートに接続する必要があります。このため、PICNIC用周辺拡張オプションキットを作成します。この拡張キットは、フォトアイソレータICを介して接続された接点入出力2系統、ならびにアナログ入力2系統が、端子台に配置されています。特に、ディジタル出力は機械式リレーによって接点出力されているため、接続する機器を選びません。小電力ならばAC100V-20W程度の制御が可能です(誘導負荷には不適)。オリジナルのガラスエポキシ両面スルーホール基板が用意され、この右側の空きエリアには回路拡張、試作用のユニバーサル領域が準備してあります。リレー駆動用電源は、PICNIC-CN3コネクタから、製作する電源ケーブルを用いて供給します。(写真2)。

<写真2> PICNIC用周辺拡張オプションキット

 

信州大学インターネット大学院

Creative Commons License

IT技術演習(院)−PICNIC− by Katsumi WASAKI is licensed under a Creative Commons Attribution-NonCommercial-ShareAlike 2.1 Japan License.