: 標準形
: 記号論理
: 恒真式
中学校以来慣れ親しんでいる文字式の等式
は左辺と右辺は形の上では異なるが,に任意の値を代入しても一致する。
この意味でが用いられた。同様に論理式のも定義できる。
についての2つの論理式
が与えられたとき,これらで定義される2つの真理関数
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(1.3) |
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(1.4) |
の任意の
について(即ち
での任意の値の組み合わせについて)
常に
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(1.5) |
が成り立つときに等号を用いて
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(1.6) |
と書くことにする。定理1.1は左辺で定義される論理式と
右辺で定義されるそれとが値が常に一致することを示し,従って今定義したの条件をみたすことになり,以下の自明な結果が得られる。
- 定理1.2
-
以下の論理式としての等式が成り立つ。
- (i).
- ,
- (ii).
- ,
- (iii).
- ,
- (iv).
-
(二重否定の法則)
- (v).
- , (巾等律)
- (vi).
-
(矛盾律),
(排中律)
- (vii).
-
,
(交換法則)
- (viii).
-
(結合法則)
- (ix).
-
(結合法則)
- (x).
-
(吸収法則)
- (xi).
-
(吸収法則)
- (xii).
-
(分配法則)
- (xiii).
-
(分配法則)
- (xiv).
-
(ド・モルガンの法則)
- (xv).
-
(ド・モルガンの法則)
- (xvi).
-
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: 記号論理
: 恒真式
Yasunari SHIDAMA