: 変数式の標準形
: 標準形
: 基本式
さて,上の
は何れも
の元でありそれぞれの値によって,
式がさらに短くなる。
などを基本積と呼ぶことにすると、
以下のようにの真理値とそれに付随する基本積の表
を作成し,の真理値
がとなる基本積
のみの論理和で結合した論理式に等しいことがわかる。
これを
主標準形という。
また,同様に
などを基本和と呼ぶことにすると。
以下のようにの真理値とそれに付随する基本和の表
を作成し,の真理値
がとなる基本和
のみの論理積で結合した論理式に等しいことがわかる。これを
主標準形という。
例をみよう。
なる2変数真理関数 を主-標準形で表わせば、次のようになる:
- [ の主-標準形]
第1行だけに着目する。
第1行に対して
1項しかないのでで結合するまでもなく。
が得られる。
- [ の主-標準形]
第1,4行に着目する。
第1行に対して
をつくる。
第4行に対して
これらをで結合すれば
が得られる。
- [ の主-標準形]
第2,3,4行に着目する。
第2行に対して
をつくる。
第3行に対して
第4行に対して
これらをで結合すれば
が得られる。
- [ の主-標準形]
第2,3行に着目する。
第2行に対して
をつくる。
第3行に対して
これらをで結合すれば
が得られる。
: 変数式の標準形
: 標準形
: 基本式
Yasunari SHIDAMA