定義からからへの単射とからへの単射が存在します.
このときのうちどちらかが双射なら
すなわち
となります.
以下のようにしてからからへの双射を作り出します.
を任意に選びます.
とおき,次のようにしてまたはの
元の列
を構成します.
-
なら による逆像
がありますので
-
なら による逆像が存在しないので
でこの列の作成手続きは終了
はからの要素を取り除いた集合です.
-
なら による逆像
がありますので
-
なら による逆像
が存在しないので
でこの列の作成手続きは終了.
この手続きを繰り返します.
さて,から出発して
というように列
が作られて行くわけですが
最初のの取り方によって,
- (1)
が無限の列になる。(手続きが無限に繰り
返される)
- (2)
が奇数個の有限の列になる。(手続きが奇
数回目で終了)
- (3)
が偶数個の有限の列になる。(手続きが偶
数回目で終了)
のどれかになります.
を(1),(2),(3)の場合によって分割します.
まったく同様の議論により
を選び
をることが可能で
から出発して
というように列が作られて行くわけですが
最初のの取り方によって,
- (1')
が無限の列になる。(手続きが無限に繰り返
される)
- (2')
が奇数個の有限の列になる。(手続きが奇数
回目で終了)
- (3')
が偶数個の有限の列になる。(手続きが偶数
回目で終了)
のどれかになります.
を(1'),(2'),(3')の場合によって分割します.
すると
の任意の元に対して必ずの元が存在してxとなります.
このような元が存在しなければはの元ではないことになります.
また,
も成り立ちます.
従って,となります.
が成り立ちますので,を
で定義するとは
から
への双射になります.
よって すなわち
が成り立ちます.
以上から,
証明終り