上の命題について,それが何を主張しているかどうかには立ち入らず,それらの単に「真」であるか「偽」であるかという性質だけに注目しよう。
「真である」であることをで,「偽である」であることをで表すことにしよう。
中学校以来,我々は整数の集合とか実数の集合を知り,その集合の要素どうしの足し算,掛け算などの演算を学んできた。
特に文字式の演算では, それらの集合のやなど具体的な要素を用いる替わりに,不特定な要素を変数などを用いて表してきた。
さらにそれらに足し算や掛け算をして新しい要素を作り出す操作を
これと同様に記号論理学のうち命題論理学では命題
を集合