さて,やそれから作られる次元数ベクトル空間については 線形空間であるという性質以外に絶対値やノルムが定義されていました。 これも復習しておきます。
についてはその要素 に対して絶対値とよばれる負でない数が対応して
同様にの要素についてもでの絶対値のように ノルムと呼ばれる負でない数が対応して
の要素
[問題3.3]
上の3つが何れもノルムを定義することを確かめてください。また,
実数値関数
[例1]
例1
のノルムを
(証明)
(1.4)式より明らかに
またならば
そしてならば
例2
のノルムを
(証明)
(1.7)式より明らかに
例3 は以下のノルムで,ノルム線形空間になります。
[問題3.4] 上を証明してください。